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筑豊のひとたち

仕事の合間に名車の再生を手がける上田岳義さん

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飯塚市伊岐須509-7にある「ボディショップ上田」で働く車体整備士の上田岳義さん(写真:1974生まれ)。同店代表者で父親の上田憲昭氏がもともと三菱自動車の板金塗装をしていたことから、今の仕事を家業として手伝うことになった。「小さいころ父の仕事場に行くといろんな車が置いてあり、自然と車に親しむようになった」という。古い名車の再生も仕事の合間に手がけている。とはいえ時間のやりくりが難しく、この道に入って5台くらい。今は昭和48年式の三菱ランサーGSRに取り組んでいる。同店にはほかにも1931年式のフォードや1959年式のダットサン1000、和製ビートルと呼ばれたスバル360などが客から持ち込まれている。仕事の基本姿勢は「働くなら楽しく」。それが「客のニーズに合わせる」という個人事業の強みにつながっている。趣味は山歩きと自転車、そして食べ歩き。生まれ育った飯塚はその点でも暮らしやすいと言う。いま興味があるのは「原点に戻った生活を何かひとつでも持つこと」。最近古い家を買ったのも隣近所とかかわりを持ちたいとの思いから。現代人は快適さばかり求めて孤立化していくのではと危惧もしている。
家族は妻と一男

営業時間は午前8時から午後9時まで。日曜祝日休み。
TEL0948(24)5058